株式会社 Qualiteg 設立のご挨拶

本日、株式会社 Qualiteg を設立いたしました。私たちの旅の始まりに際して、Qualiteg のミッションとビジョンについて、皆様にご紹介させていただきます。

Qualiteg のミッションは、世界中の人々のクリエイティビティを深化させることにあります。私たちは、クリエイティビティが社会の発展を牽引し、個々の成長を促す重要な要素であると確信しています。この信念のもと、Qualiteg は技術の力を活用して、人々が新たなアイデアを生み出し、創造性を引き出すための環境を提供することを目指しています。

私たちのビジョンは、人間の叡智を集結した人工超知能(Artificial Super Intelligence = ASI)の実現にあります。

歴史を振り返れば、産業革命をはじめとする技術革新が私たちにもたらした最大の価値は「時間」です。技術の進歩により生み出された余剰時間を使って、人々はクリエイティブな活動に更に多くの時間を割くことができるようになりました。ASIはこの流れを加速させ、産業革命やインターネット革命を遥かに超える影響をもたらすと予想されています。これにより、人々はクリエイティブな時間を取り戻すだけでなく、そのポテンシャルを最大限に発揮することが可能になると私たちは考えています。

woman in black top using Surface laptop
Photo by Christina @ wocintechchat.com / Unsplash

この大きなビジョンを実現するため、Qualiteg は大規模言語モデル(LLM)がASI実現の鍵となる技術であると考えています。私たちは、LLMの実行プラットフォームの提供、多様なプロジェクトの加速を支援するためのツールやサービスの提供、そしてこれらの取り組みを支えるコンサルティングサービスを通じて、世界初のASIを日本から発信するための基盤となることを目指しています。

私たちQualitegは、技術を通じて人々のクリエイティビティを広げ、社会の発展に貢献することを心から願っています。私たちのミッションとビジョンに共感し、支持してくださる皆様と共に、この壮大な旅を歩んでいけることを楽しみにしています。

株式会社 Qualiteg 代表取締役 三澤 智則

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Startup JAPAN 2025 に出展いたしました

Startup JAPAN 2025 に出展いたしました

こんにちは! 2025年5月8日(木)-5月9日(金)に東京ビッグサイトで開催された Startup JAPAN 2025 に出展いたしましたので、簡単にレポートいたします😊 開催概要 出展概要 今回は当社が開発するアバター動画生成AI「MotionVox™」を中心に出展させていただきました! 展示会について簡単にふりかえってみたいとおもいます 当社ブース 当社ブースはこんなかんじです。 今回は、ブースというか、このイーゼルのような雰囲気の木枠にポスターをくっつけるというスタイルでの展示方式でした。 こういう方式ははじめてなので斬新でした。おそらくこの方式で相当なコストダウンを図れておりスタートアップにはうれしいですね。セットアップも数分で終わりました。 会場 今回の会場はビッグサイトの南ホールでした。南ホールは、ビッグサイト入口からすぐそこなので駅から会場までたいして歩かず、疲れずに行くことができアクセスがとても良いです。 ホールは広めですが、ところせましと400社の出展会社がひしめきあっておりスタートアップの勢いのある会場となっており

By Qualiteg ビジネス開発本部 | マーケティング部
GPUサービスで「Segmentation Fault 」に出会ったら~分析から解決までの実践アプローチ~

GPUサービスで「Segmentation Fault 」に出会ったら~分析から解決までの実践アプローチ~

こんにちは! 今日は仮想環境+GPUなサービスにおける「Segmentation Fault」について、分析と対処法について書いてみたいと思います。 Segmentation Faultの本質と特徴 Segmentation Faultは、プログラムが保護されたメモリ領域にアクセスしようとした際にOSが発生させる例外です。 今回は複数のGPUサービス(つまりGPUを使うプロセス)が動作していて、そのうちの1つを再起動したときに発生しました。 毎回発生するわけではありません。むしろ数百回の起動に1回程度ですが、1回でも発生すると絶望的な結果につながります。というのも、1つのGPUサービスの停止が SPOF となってサービス全体に影響が発生します。かつ、1回でも「Segmentation Fault」が発生してしまうと、その原因となったプロセスが二度と起動しなくなる、というやっかいな現象でした。 このように「普段は正常に動作しているのに突然動かなくなる」というのがデバッグを非常に難しくします。 とくにGPU+仮想化の組み合わせで従来のC++アプリよりも発生確率がぐっとあがる印象

By Qualiteg プロダクト開発部
シェルスクリプトからcondaコマンドを活用したいとき

シェルスクリプトからcondaコマンドを活用したいとき

こんにちは! 今日はみんな大好きcondaコマンドについてです。 condaコマンドで仮想環境に入って、何らかの処理をして、戻ってくる ようなシェルスクリプト、バッチタスクをやるときのTipsです。 AI開発において、Anacondaとその中核であるcondaパッケージマネージャーはとっても重宝します。 しかし、シェルスクリプトから自動的にcondaを利用しようとすると、意外なハードルがあります。 本記事では、シェルスクリプトからcondaコマンドを正しく呼び出す方法について解説します。 condaと非対話モードの課題 AnacondaがインストールされているLinux環境において、condaコマンドは通常、.bashrcや.bash_profileなどの設定ファイルによって初期化されます。 なんとなくシェルをつかっていると、このcondaコマンドの初期化を忘れてしまいますが、これらの設定は多くの場合シェルの「対話モード」でのみ有効になるように設計されています。 ゆえにシェルスクリプトのような非対話モードでは、condaコマンドが正しく機能してくれません 例えば、.b

By Qualiteg プロダクト開発部
Node.jsで大容量ファイルを扱う:AIモデルのような大きなデータ保存はストリーム処理使いましょう

Node.jsで大容量ファイルを扱う:AIモデルのような大きなデータ保存はストリーム処理使いましょう

こんにちは!今日はAIシステムのフロントサーバーとしてもよく使用するNode.jsについてのお話です。 AIモデルの普及に伴い、大容量のデータファイルを扱う機会が急増しています。LLMなどのモデルファイルやトレーニングデータセットは数GB、場合によっては数十、数百GBにも達することがあります。 一方、Node.jsはWebアプリケーションのフロントサーバーとして広く採用されており、データマネジメントやPythonで書かれたAIバックエンドとの橋渡し役としてもかなりお役立ちな存在です。 本記事では、Node.js v20LTSで5GB程度のファイルを処理しようとして遭遇した問題と、その解決方法について解説します。 Node.jsのバッファサイズ制限の変遷 Node.jsのバッファサイズ制限は、バージョンによって大きく変化してきました Node.jsバージョン サポート終了日 バッファサイズ上限 備考 Node.js 0.12.x 2016年12月31日 ~1GB 初期のバッファサイズ制限(smalloc.kMaxLength使用) Node.js 4.

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