「Windowsターミナル」を Windows Server 2022 Datacenter エディションに手軽にインストールする方法

日々の開発Tips

「Windowsターミナル」を Windows Server 2022 Datacenter エディションに手軽にインストールする方法

こんにちは! 本稿はWindows Server 2022 Datacenterエディションに「Windowsターミナル」をインストールする方法のメモです。 ステップバイステップでやるのは少し手間だったので、Powershellにペタっとするだけで自動的にインストールできるよう手順をスクリプト化しました。 管理者権限で開いた Powershell に以下、スクリプトをペタっとすると、後は勝手に「Windowsターミナル」がインストールされます。 (ただしスクリプトの実行結果の保証も責任も負いかねます) なにが手間か 何が手間かというと、Windows Server 2022 では、StoreもApp Installer(winget)もデフォルトではインストールされていないため「Windowsターミナル」をマニュアルでインストールしなければなりませんでした。 そこでペタっとするだけのスクリプト化 管理者権限で開いたPowershellに以下のスクリプトをペタっとすると「Windowsターミナル」が無事インストールされます。 パッケージのダウンロード先には [ユーザ

By Qualiteg プロダクト開発部

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画像生成技術の進化 ~GANからディフフュージョンモデルまで~

IT & AIテクノロジー

画像生成技術の進化 ~GANからディフフュージョンモデルまで~

こんにちは!株式会社Qualiteg研究部です! 今日は画像生成技術について投稿いたします。 みなさまご存じの通り人工知能による画像生成技術は、過去10年間で急速な進化を遂げました。 今年は2024年。ちょうど2014年に「GAN」がでて10年です。 テキスト系生成AIの勢いがすごい昨今ですが、画像生成AI、超解像AIからの動画生成AIなどコンピュータビジョンかいわいも大きく進化を遂げていますね。 本記事では、主にGenerative Adversarial Networks (GAN)とディフフュージョンモデルに焦点を当て、画像生成技術の歴史的な発展を振り返ります。特に、これらの技術が画像生成と超解像の分野でどのように応用されてきたかを詳しく見ていこうとおもいます。 ブログ本編の前に! ダイジェスト動画あります! 本ブログのダイジェストを以下の動画で語っておりますので、よろしかったらこちらもご覧くださいませ! GANとディフュージョンモデル GANとは GAN(Generative Adversarial Network)は、2014年にIan Goodf

By Qualiteg 研究部
chatstream.net のクエリパラメータ仕様

ChatStream Guide

chatstream.net のクエリパラメータ仕様

chatstream.net は(株)Qualiteg が運用するサービスで、世界中で公開されている最新のLLMをいちはやく体験することができます。 特定の LLM を開いてじっくりチャットをしたり、複数のLLM を開いて協調的につかってみたり、LLM同士で出力を比較させたり、LLMのもつポテンシャルを感じていただけるようになっています。 たとえば、PCブラウザでURLを開くと、4つのLLMを同時に開いて、同時にチャットを行うことができます。このようにお好みに応じてチャットを制御することができるのがURLパラメータです。 https://chatstream.net/?ws_name=chat_app&mult=1&ontp=1&isync=1&model_id=llama_3_elyza_jp_8b&model_id=openai_gpt_3_5_

By Qualiteg プロダクト開発部
2024年10月度 最新API価格情報

2024年10月度 最新API価格情報

こんにちは、テクノロジー愛好家の皆さん!10月になり、秋の空気が徐々に冷たくなってきましたね。しかし、テクノロジーの世界では熱いニュースが続いています。今回は、2024年10月度の最新API価格情報について詳しくご紹介します。 価格比較と選択のポイント APIプロバイダーを選ぶ際には、単純な価格だけでなく、以下のポイントも考慮することが重要です。 * 使用頻度とスケーラビリティ: 予想されるリクエスト数やデータ量に基づいて、最適なプランを選びましょう。 * サポートとドキュメント: プロバイダーのサポート体制や技術ドキュメントの充実度も重要です。 * セキュリティ: データの安全性を確保するために、セキュリティ機能が充実しているか確認しましょう。 まとめ 2024年10月度の最新API価格情報をお届けしました。OpenAI、Anthropic、GeminiそれぞれのAPIは、利用目的や規模に応じて最適な選択肢が異なります。最新の価格情報を基に、自分のプロジェクトに最適なAPIを選び、効率的な開発を進めましょう。 これからも最新のテクノロジー情報をお届けしていき

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ディープラーニングモデルの安全な並列推論とパフォーマンス最適化

NumPy/PyTorch

ディープラーニングモデルの安全な並列推論とパフォーマンス最適化

こんにちは! 今日は、よく聞かれる質問の1つである「単一のモデルインスタンスで安全に並列推論を行えるか?」に関する内容です! evalモードでの並列推論の安全性 PyTorchモデルがmodel.eval()を使用してevalモードに設定されている場合、一般的に並列推論に対して安全になります。 (ここでいう「並列」はマルチスレッドによる処理ととらえてください。バッチ推論については後述します。) その理由は、 1. パラメータの不変性 evalモードでは、順伝播(forward pass)中にモデルのパラメータが更新されません。 2. 学習特有レイヤーの非活性化 BatchNormなどのレイヤーは、バッチ統計の計算ではなく、実行時統計(running statistics)を使用するモードに切り替わります。 3. 入力データの独立性 各スレッドやプロセスは独自の入力データで動作し、それぞれ別のメモリ領域に存在します。 以下は、evalモードでの安全な並列推論の基本的な例です: import torch import th

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Qualitegセレクション:アイディア深堀編④ストーリーボードの活用術

AI-Business

Qualitegセレクション:アイディア深堀編④ストーリーボードの活用術

Qualiteg blogを訪問してくださった皆様、こんにちは。Micheleです。AIを活用した新規事業やマーケティングを手がけている私には、クライアントからよく寄せられる質問があります。AIを用いた事業展開を検討されている方々が共通して直面するであろう課題に対して、このブログを通じて私なりの解答をご提供したいと思います。 お絵描きが楽しい★ストーリーボード ユーザーインタビューやアイデア発想法などで得られたアイデア。素晴らしい可能性を秘めているものの、形にするにはまだ詳細が足りない、具体的にイメージしづらい、と感じることありませんか? そんな時に役立つのがストーリーボードです。 Qualitegセレクション、アイディア深堀編④では、ストーリーボードを活用してアイデアを具体化し、サービスやプロダクトの質を高める方法をご紹介します。 普段のコンサルティングご支援でもストーリーボードやりましょう!と申し上げると「自分は絵を描くのが苦手だから」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、全く問題ございません! 棒人間的な絵の方が余計な情報が入ってこないので、ユーザー体験がリアルに表現

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【極めればこのテンソル操作 】NumPy配列の縦マージ方法:5つのアプローチ

NumPy/PyTorch

【極めればこのテンソル操作 】NumPy配列の縦マージ方法:5つのアプローチ

こんにちは! 今日は、NumPyにおける配列の縦マージについてご説明いたします! ご存じの通りNumPyは、Pythonで科学的計算を行うための強力なライブラリです。 複数のNumPy配列を縦にマージして大きな配列を作成する方法について、5つの異なるアプローチを詳しく見ていきましょう。 具体的には、(N,128)と(M,128)の形状を持つ複数のNumPy配列が格納されたPythonのリストから、(N+M,128)の形状を持つ単一のNumPy配列を作成する方法を説明します。 1. np.vstack() を使用する方法 np.vstack() 関数は、垂直方向(行方向)に配列をスタックするための関数です。 import numpy as np list_of_arrays = [ np.random.rand(3, 128), np.random.rand(2, 128) ] merged_array = np.vstack(list_

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GPUメモリ最適化の深層:初回と最終バッチの特殊性を踏まえた効率的なAI画像処理

NumPy/PyTorch

GPUメモリ最適化の深層:初回と最終バッチの特殊性を踏まえた効率的なAI画像処理

はじめに こんにちは!Qualitegプロダクト開発部です。 当社では、LLMテクノロジーをベースとしたAIキャラクター、AIヒューマンの研究開発を行っています。そんな中、表情、仕草のように「人間らしさ」をもったバーチャルヒューマンを再現するときには画像生成、画像編集といったAIを活用した画像処理が必要となります。 人と対話するAIヒューマンやバーチャルヒューマンはタイムリーに表情や仕草を生成する必要があるため、複数の画像をフレーム連結してつくるモーション(シンプルにいうと動画)を短時間に生成する必要があります。 このようなとき、AIトレーニングやシンプルな推論とは異なり、いかにGPUの能力を引き出してやるか「GPUの使いこなし術」がミソとなります。 GPUの使いこなし術というと、以前のブログにも連続バッチやダイナミックバッチについてLLM推論のコンテクストで語りましたが、本日は画像処理におけるGPUメモリ最適化、とくに、推論時バッチにおける「初回と最終回」のお作法という少しマニアックな話題について語ってみようとおもいます。 画像処理とGPU GPUを用いた画像

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Qualitegセレクション:アイディア深堀編③RoundRobinの活用術

AI-Business

Qualitegセレクション:アイディア深堀編③RoundRobinの活用術

Qualiteg blogを訪問してくださった皆様、こんにちは。Micheleです。AIを活用した新規事業やマーケティングを手がけている私には、クライアントからよく寄せられる質問があります。AIを用いた事業展開を検討されている方々が共通して直面するであろう課題に対して、このブログを通じて私なりの解答をご提供したいと思います。 Qualitegセレクション、アイディア深堀編もいよいよ第3弾!今回は、複数人でアイディアを発散・深堀する際に効果的な RoundRobin(ラウンドロビン) という手法をご紹介します。ブレインストーミングに行き詰まった時や、多様な視点を取り入れたい時にぜひ活用してみてください。 RoundRobinとは? RoundRobinとは、様々な場面で用いられますが、大抵の場合において「持ち回り」、つまり「何かの役割・出番をたくさんの物事・人員で交替しあう」というような意味で使うことが多いです。 ここでは、参加者全員が順番にアイディアを出し、それを記録していく手法をRoundRobinと呼んでいます。順番に意見を述べることで、発言力の差による偏りをなくし、全

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PyTorchバージョンとNVIDIA GPU Compute Capability Level サポート

PyTorch

PyTorchバージョンとNVIDIA GPU Compute Capability Level サポート

古いPyTorchコード資産を持っている会社は、昔のコードが最新のPyTorchで動かない!最新のGPUで動かない!ということに遭遇することが多いのでしょうか。 今回は、PyTorchバージョン、対応GPU Capability Level 、対応CUDAバージョンについてまとめてみます。 PyTorchがサポートするGPUの Compute Capability PyTorch バージョン サポートされる Compute Capability (SM) レベル 1.0.0 - 1.3.1 SM_35, SM_37, SM_50, SM_60, SM_61, SM_70 1.4.0 - 1.7.1 SM_37, SM_50,

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Qualitegセレクション:アイディア深堀編②6W2Hの活用術

AI-Business

Qualitegセレクション:アイディア深堀編②6W2Hの活用術

Qualiteg blogを訪問してくださった皆様、こんにちは。Micheleです。AIを活用した新規事業やマーケティングを手がけている私には、クライアントからよく寄せられる質問があります。AIを用いた事業展開を検討されている方々が共通して直面するであろう課題に対して、このブログを通じて私なりの解答をご提供したいと思います。 本日のテーマは6W2H Qualitegセレクションは、ユーザーエクスペリエンス(UX)向上のためのヒントやツールを紹介するシリーズです。今回は、アイディアをより具体的に、実行可能なレベルまで深堀りする手法として、6W2Hの活用術をご紹介します。 優れたUXを実現するには、ユーザーのニーズを深く理解し、それを満たすサービスやプロダクトを提供することが不可欠です。そのためには、アイディア段階で徹底的に検討し、実現可能性や課題を明確にする必要があります。 今回は、アイディアを深堀りする際に非常に役立つツール「6W2H」について詳しくご紹介します。 6W2Hとは? 6W2Hは、問題解決や状況分析のための強力なフレームワークです。以下の8つの質問から構成さ

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【極めればこのテンソル操作 】tensor.unsqueeze(0)と array[None] の違い

NumPy/PyTorch

【極めればこのテンソル操作 】tensor.unsqueeze(0)と array[None] の違い

今日は、 unsqueeze(0) の解説しつつ、私たちがよく直面する「あるある」な問題についてもちょこっと話してみたいと思います。 「value.unsqueeze(0)」と「value[None]」 の見分けついていますか? はい、前者は主に PyTorch、後者は NumPyでの操作の違いです。 でもどちらも、ぱっとみは、先頭に新しく次元を追加する操作なので、コードをちらっとみただけではわからないことがありますよね。 なぜかというと、ディープラーニング系のプログラミングでは PyTorchのテンソルと、NumPyの配列操作がかなり入り混じるからです。 そう、今日の話題はPyTorchとNumPyのコードが入り乱れて、どっちの配列(テンソル)を扱っているのわけワカメになる問題です。 ちなみに、話題のテーマをブラさないように PyTorchでは 先頭に新しい次元を追加するときに unsqueeze(0) だけでなく [None] も使えてしまいますが、いったん[None]は NumPy で主に使用する操作という前提で説明させてくださいませ。^^; これに対する当

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Qualitegセレクション:アイディア深堀編①なぜなぜ分析の活用術

AI-Business

Qualitegセレクション:アイディア深堀編①なぜなぜ分析の活用術

Qualiteg blogを訪問してくださった皆様、こんにちは。Micheleです。AIを活用した新規事業やマーケティングを手がけている私には、クライアントからよく寄せられる質問があります。AIを用いた事業展開を検討されている方々が共通して直面するであろう課題に対して、このブログを通じて私なりの解答をご提供したいと思います。 本日は、Qualitegセレクションのアイディア深堀編として、「なぜなぜ分析の活用術」についてご紹介します。 なぜなぜ分析とは? なぜなぜ分析は、問題の根本原因を突き止めるための強力なツールです。この手法は、問題に対して「なぜ?」を繰り返し問いかけることで、表面的な症状から真の原因へと掘り下げていきます。 聞くと簡単でできそうなのですが、結構インタビュー調査とかでメンバーにやってもらうとなかなかできなくて(だいたい1なぜ、2なぜでギブアップしてしまう。。)今日はそのポイントも合わせてお伝えしますね。 なぜなぜ分析はやはりもともと品質管理の面が強いので、コンサル時代でも製造業系に強いコンサルタントはわかっていましたが、戦略系やマネジメントコンサルチームの

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