「AIを作る国」から「AIで勝つ国」へ ── 日本のAI投資戦略を再設計する【前編】── 国産LLM・データセンター・データ主権の現在地を検証する
こんにちは! 2025年から2026年にかけて、日本のAI関連投資が急速に動いています。 国産LLMの開発、データセンターの建設ラッシュ、政府による支援策の拡充。「日本もAIで遅れを取るわけにはいかない」という危機感が、はっきりと数字に表れています。 この動き自体は歓迎すべきことですし、何もしないよりずっといい。 ただ、日々 AI活用の現場に立ち会っている中で、ちょっとした違和感を覚えることがあります。 予算は動いている。 意思もある。 でも、この方向で大丈夫なんだろうか、と。 もちろん未来のことは誰にもわかりません。 ただ、公開されているデータを並べてみると、少なくとも「ちょっと立ち止まって考えてみてもいいんじゃないか」と思える材料がいくつか見えてきます。 本稿では前後編に分けて、その材料を整理してみます。 前編では国産LLM、データセンター投資、データ主権の3テーマ。 後編では「SaaS is Dead」の構造変化と、この環境下でどういうポジションの取り方がありえるかを考えます。 第1章:国産LLMの現在地 ── 規模の話をしよう 国内の大手通信事業