Windows版 Claude Code を irm でインストールして「claude is not recognized」を直すまで

Windows版 Claude Code を irm でインストールして「claude is not recognized」を直すまで

こんにちは!
公式PowerShellインストーラー(irm https://claude.ai/install.ps1 | iex)で Claude Code を入れたのに、claude --version を叩くと「The term 'claude' is not recognized as a name of a cmdlet...」と怒られるときがあります

これは Anthropic 公式 GitHub にも報告されている 既知のバグで、インストーラーが PATH の追加を忘れています。実際にインストール作業をやって詰まったので、最短の解決手順をまとめます。

環境

  • Windows 11
  • PowerShell 7.x(コードは PowerShell 5.1 / Windows PowerShell でも同じ)
  • Anthropic アカウント(Pro / Max / Team / Enterprise いずれか)

前提:Git for Windows を入れておく

Claude Code は Windows ネイティブで動く時、内部で Git Bash を使います。入っていないとインストール後の動作で問題が出るので、先に確認しましょう

git --version

エラーが返るなら winget で入れます

winget install Git.Git --source winget

インストール後は PowerShell を一度閉じて開き直すこと。git が PATH に通ります。

ステップ1:公式インストーラーで Claude Code を入れる

PowerShell(管理者権限は不要)で以下を実行します

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

成功すると以下のようなメッセージが出ます

Setting up Claude Code...
✓ Claude Code successfully installed!
  Version: 2.x.x
  Location: C:\Users\<ユーザー名>\.local\bin\claude.exe

Next: Run claude --help to get started

ここで claude --help を叩きたくなりますが、たぶん動きません。

ステップ2:エラーを確認する

claude --version
claude: The term 'claude' is not recognized as a name of a cmdlet, function, script file, or executable program.
Check the spelling of the name, or if a path was included, verify that the path is correct and try again.

このエラーが出たら、原因はほぼ確実に PATH 未追加です。

ステップ3:claude.exe の存在を確認する

念のため、本当にインストールされているかを確認します

Test-Path "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe"

True が返ってくれば、ファイルは存在します。あとは PATH に通すだけです。

ステップ4:PATH に追加する

ユーザー環境変数の PATH に ~\.local\bin を永続的に追加します

[Environment]::SetEnvironmentVariable("PATH", "$env:PATH;$env:USERPROFILE\.local\bin", [EnvironmentVariableTarget]::User)

このコマンドは「次回以降のセッションで反映」する設定なので、現在のセッションでも使いたい場合は次のコマンドも実行します

$env:PATH = "$env:PATH;$env:USERPROFILE\.local\bin"

ステップ5:動作確認

claude --version

バージョンが表示されたら成功です。

それでもダメなら、PowerShell のウィンドウを完全に閉じて開き直してください。タブを閉じるだけでは反映されないことがあります。それでもダメなら Windows を再起動。

ステップ6:初回起動と認証

claude

ブラウザが開いて OAuth 認証フローに入ります。Anthropic アカウント(Pro / Max など)でサインインすれば、トークンが ~\.claude\session.json に保存されて、以降は再ログイン不要になります。

トラブルシューティング

Get-Command で実体を確認

PowerShell がどの claude.exe を見ているか確認したい時は、

Get-Command claude | Format-List

複数の場所にインストールされていないかは以下で確認します

Get-Command claude -All

winget 版と公式インストーラー版の併存

winget install Anthropic.ClaudeCode と irm の両方を試している場合、両方インストールされていて古いほうが優先されているケースがあります。これも公式 GitHub に上がっているバグです。

不要なほうを削除

# winget版を消したい場合
winget uninstall Anthropic.ClaudeCode

自己診断コマンド

困ったらこれを叩くと、インストール状態・バージョン・認証・Git・PATH の問題をまとめて検出してくれます

claude doctor

なぜこうなるのか

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex は claude.exe を C:\Users\<ユーザー名>\.local\bin\ に配置しますが、このフォルダを PATH に追加する処理が現状のインストーラーに含まれていません。インストーラー自体も「Setup notes」という黄色い警告で気づいてはいるのですが、自動修正してくれないので、ユーザー側で手動対応が必要、というのが現状です。

Anthropic 側の Issue として登録済みなので、いずれ修正されるはずですが、それまでは手動対応する必要があります。

まとめ:最短コマンド集

詰まったとき用に、ここまでの流れをまとめておきます

# 1. インストール
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

# 2. 実体確認
Test-Path "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe"

# 3. PATH追加(永続)
[Environment]::SetEnvironmentVariable("PATH", "$env:PATH;$env:USERPROFILE\.local\bin", [EnvironmentVariableTarget]::User)

# 4. PATH追加(現セッション)
$env:PATH = "$env:PATH;$env:USERPROFILE\.local\bin"

# 5. 動作確認
claude --version

これでダメなら PowerShell を閉じて開き直し、それでもダメなら Windows 再起動。ほぼこれで通ります。

Qualiteg 技術コンサルティング

環境構築でつまずいた分、その先は効率的にいきましょう。

Claude Code が動き出したら、次は「使いこなし」のフェーズです。AIエージェント前提の開発に、まだ決まった「正解」はありません。私たちは自社の開発で Claude Code を使い倒し、「効くやり方」と「ハマりどころ」を体系化してきました。

何十年もソフトウェアエンジニアリングの第一線に立ってきた当社のエンジニアが本気で取り組んだ、その実戦知見を、まとめてお渡しします。

Claude Code 活用支援を見る →

Read more

Ubuntu 24.04 の GPU サーバーが shutdown で固まる。犯人は HWE カーネルだった

Ubuntu 24.04 の GPU サーバーが shutdown で固まる。犯人は HWE カーネルだった

Ubuntu 24.04 の GPU 推論サーバーが shutdown で固まり、電源長押しになった。前回ブートのジャーナルで追うと、HWE カーネル 7.0 系と NVIDIA 595 open の組み合わせで CUDA プロセスの SIGKILL 直後にページ管理の異常が記録されていた。カーネルと対応する NVIDIA モジュールの組を GA 6.8 系に切り替えて正常な停止を確認し、うっかり HWE に戻らない 4 層の防御まで入れた記録。

By Qualiteg プロダクト開発部
ゼロから作るコーディングエージェント【第5回】ローカルLLMを一級市民にする。16GBのGPU2枚でWebシステムを自走で作らせるまで

ゼロから作るコーディングエージェント【第5回】ローカルLLMを一級市民にする。16GBのGPU2枚でWebシステムを自走で作らせるまで

RTX A5000(24GB)1枚で始めて、ローカルモデル7種類が全滅。RTX A4000(16GB)2枚にQwen3.6-35B-A3BをAWQ 4bitで載せ、fp8のKVキャッシュと98kの文脈で、認証つきWebシステムを3本連続93.8〜96.5点で作らせるまでの構成と落とし穴。モデルの癖、量子化の劣化、文脈長、壊れたツール呼び出しの直し方を、測った数字で書きます。

By Qualiteg プロダクト開発部
ゼロから作るコーディングエージェント【第4回】自走の規律は「人がいない場面」のためのもの。人がいるなら止まって聞く

ゼロから作るコーディングエージェント【第4回】自走の規律は「人がいない場面」のためのもの。人がいるなら止まって聞く

評価ランで鍛えた「止まらない」規律を、人が答えられる場面にまで効かせていました。曖昧な指示に聞き返したモデルを押し戻して勝手に作らせる、断られた確認を形を変えて7回聞き直す、他人のプロセスの止め方を教える。6種類の使い方を演じて出た19件から、人がいる場面の設計と、設定の不備を1行で止める話を書きます。

By Qualiteg プロダクト開発部