自治体総合フェア2025に出展いたしました

自治体総合フェア2025に出展いたしました

こんにちは!

先週開催された自治体総合フェア2025に出展いたしましたので、写真で様子をふりかえりながら簡単にレポートいたします!

自治体総合フェア2025 開催概要

自治体総合フェアは公民連携の総合展示会で今年はは2025/7/16~18まで東京ビッグサイトにて開催されました。

株式会社 Qualiteg の出展内容

当社からは4名体制でAIアバター動画生成サービス「MotionVox™」をはじめ、LLMセキュリティソリューション「LLM-Audit™」、企業・自治体向けセキュアチャットサービス「Bestllam🄬」の展示をさせていただきました。

デモ内容

当日のご紹介内容の一部をご紹介いたします

MotionVox™

MotionVox は、まるで、本物の人間のようなフォトリアリスティックなアバター動画を生成するサービスです。
これまでから機能を大幅拡張した MotionVox 2.0 をお披露目いたしました。
MotionVox 2.0では、以下のようなフィーチャーを追加いたしました!

  • まるで人間! リアリティをさらに向上したアバター
  • 10言語をペラペラしゃべる! 多言語動画、一括生成
  • 煌めく美声! 100名を超える声優から選択できるアバターボイス
  • テレビ番組さながら! ニュース風やインタビュー風、対談風といった多彩なシーン選択
ニュース番組風

MotionVoxなら、多言語の動画作成も簡単です。
当日は自治体が発行する通知文をもとに、多言語動画を生成するデモンストレーションをご覧いただきました。

日本語をしゃべるアバター

英語をしゃべるアバター動画を自動生成

韓国語をしゃべるアバター動画を自動生成

LLM-Audit™

LLM-Audit は従業員・職員がAIに対して個人情報を漏洩しそうになったとき、それを未然に防ぐことのできるLLMセキュリティソリューションです。当日は、LLMサービスへの情報漏洩の検出と遮断デモをご紹介させていただきました。自社データを「うっかり」ChatGPT等の外部LLMサービスに送ってしまうことを防止することが可能です。

Bestllam™

Bestllam(ベストラム)は自治体・企業向けのセキュアLLMチャットサービスです。「業務効率化のためにChatGPTを使いたいが、米国企業のサービスで、データが海外サーバーを経由する可能性があるため、導入が認められない」というケースにBestllamは最適なソリューションとなります。

1. 高度なオープンLLMによる代替ソリューション

BestllamはLlama 4やMistralなど、最先端のオープンソースLLMを活用。ChatGPTに匹敵する、あるいはそれ以上の性能を、完全に国内環境で実現します。文書作成支援、要約、分析など、自治体業務に必要なAI機能をすべてカバーしています。

2. 100%国内完結型のデータ管理と安心のセキュリティ

すべてのデータ処理は国内データセンター内で完結。入力された情報が海外に送信されることは一切ありません。また、BestllamではLLM-Audit機能を利用することができるため、LLMへの入出力において高いセキュリティを実現します

3. 複数LLMの同時活用による信頼性向上

Bestllamは複数のモデルを同時に使用することが可能です。このことにより単一のLLMに依存せず、複数のモデルを組み合わせることで、より正確で偏りの少ない回答を生成。行政サービスに求められる公平性・中立性を技術的に担保します。

地方創生2.0パビリオン内にて出展させていただきました

ChatGPTが使えないからといって、AI活用を諦める必要はありません。Bestllamは、自治体の厳格なセキュリティ要件を満たしながら、世界最先端のAI技術を提供します。純国産・国内完結型のAIプラットフォームとして、日本の自治体DXを力強く推進してまいります。

出展ふりかえり

今回は、多くの自治体・公共機関の皆様にブースへお立ち寄りいただき、貴重なご意見を伺うことができました。お客様ならびに自治体総合フェア主催者さま、地方創生2.0パビリオン主催の内閣府様のご尽力に感謝申し上げます。

今回の出展で特に印象的だったのは、データセキュリティに対する関心の高さです。来場された自治体職員の方々から最も多くいただいた質問が「データは国内で管理されているのか」「海外のサーバーを経由することはないか」という点でした。

住民情報や行政データを扱う自治体にとって、データの保管場所やセキュリティは最重要課題です。特に昨今の国際情勢を踏まえ、データの国外流出リスクに対する懸念は一層高まっています。

この点において、弊社のソリューションは大きな強みを発揮しました。

完全国産・国内完結型のシステム設計に高い評価

当社のAIソリューションは、開発から運用まですべて日本国内で完結しています。データセンターは国内の堅牢な施設を利用し、お客様のデータが国境を越えることは一切ありません※
この「純国産」という特徴に、多くの自治体担当者から安心感を示していただきました。

※機能の一部に海外製サービスのAPIを使っているサービスも「完全国内保証オプション」を有効にすると、一部機能制限をして、完全に国内データ保証をいたします。

「海外のクラウドサービスだと、どうしても難しいところがある」「国産システムなら導入の障壁が大きく下がる」といった声を直接お聞きし、改めて国内完結型システムの重要性を実感しました。

当社は創業以来、「純国産AI」の実現にこだわり続けてきました。海外の大手クラウドサービスに依存する選択肢もありましたが、あえて困難な道を選び、国内でのGPUクラスター構築から始めました。高性能なGPUの調達、冷却設計、ネットワークの最適化など、すべてをゼロから構築するのは決して容易ではありませんでしたが、今回の自治体総合フェアで、多くの方々から「まさにこういうサービスを待っていた」という言葉をいただき、私たちの選択は間違っていなかったと確信しました^^

これからも、日本のデジタル主権を守りながら、世界最高水準のAI技術を提供し続けてまいります。

Appendix 自治体総合フェア2025の思い出写真

初日は小雨
自治体総合フェア2025は西3.4ホールで開催です。西3・4ホールは2Fなのでご注意を。
素敵なデザインの入り口
MotionVox自治体エディションリーフレット。データ越境無し!完全国内サーバーで動作可能です!

Qualitegは地方創生2.0パビリオン内 S-09 で出展させていただきました

地方創生2.0パビリオンにはいって、こちらが当社のブースでございます
朝会をやってしっかり準備
展示開始いたしました
iPadをつかったアバター動画作成体験もしていただきました
これもアバターです♪MotionVox2.0で大進化。あらゆるシーンのアバター動画が作成可能に!

今回も大変実りある展示会となりました
最終日、片付けをして無事3日の展示を終えることができました

来場者規模、自治体総合フェア2025ホームページより
地方創生2.0パビリオンで一緒に展示させていただいた皆様

Read more

サブスクビジネス完全攻略 第1回~『アープがさぁ...』『チャーンがさぁ...』にもう困らない完全ガイド

サブスクビジネス完全攻略 第1回~『アープがさぁ...』『チャーンがさぁ...』にもう困らない完全ガイド

なぜサブスクリプションモデルが世界を変えているのか、でもAI台頭でSaaSは終わってしまうの? こんにちは! Qualitegコンサルティングです! 新規事業戦略コンサルタントとして日々クライアントと向き合う中で、ここ最近特に増えているのがSaaSビジネスに関する相談です。興味深いのは、その背景にある動機の多様性です。純粋に収益モデルを改善したい企業もあれば、 「SaaS化を通じて、うちもデジタルネイティブ企業として見られたい」 という願望を持つ伝統的な大企業も少なくありません。 SaaSという言葉が日本のビジネスシーンに本格的に浸透し始めたのは2010年代前半。それから約15年が経ち、今やSaaSは「先進的な企業の証」のように扱われています。 まず SaaSは「サーズ」と読みます。 (「サース」でも間違ではありません、どっちもアリです) ほかにも、 MRR、ARR、アープ、チャーンレート、NRR、Rule of 40…… こうした横文字が飛び交う経営会議に、戸惑いながらも「乗り遅れてはいけない」と焦る新規事業担当者の姿をよく目にします。 しかし一方で、2024

By Qualiteg コンサルティング
ASCII STARTUP TechDay 2025に出展します!

ASCII STARTUP TechDay 2025に出展します!

株式会社Qualitegは、2025年11月17日(月)に東京・浅草橋ヒューリックホール&カンファレンスで開催される「ASCII STARTUP TechDay 2025」に出展いたします。 イベント概要 「ASCII STARTUP TechDay 2025」は、日本のディープテックエコシステムを次のレベルへ押し上げ、新産業を創出するイノベーションカンファレンスです。ディープテック・スタートアップの成長を支えるエコシステムの構築、そして成長・発展を目的に、学術、産業、行政の垣根を越えて知を結集する場として開催されます。 開催情報 * 日時:2025年11月17日(月)13:00~18:00 * 会場:東京・浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス * 住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16ヒューリック浅草橋ビル * アクセス:JR総武線「浅草橋駅(西口)」より徒歩1分 出展内容 当社ブースでは、以下の3つの主要サービスをご紹介いたします。 1.

By Qualiteg ニュース
大企業のAIセキュリティを支える基盤技術 - 今こそ理解するActive Directory 第4回 プロキシサーバーと統合Windows認証

大企業のAIセキュリティを支える基盤技術 - 今こそ理解するActive Directory 第4回 プロキシサーバーと統合Windows認証

11月に入り、朝晩の冷え込みが本格的になってきましたね。オフィスでも暖房を入れ始めた方も多いのではないでしょうか。 温かいコーヒーを片手に、シリーズ第4回「プロキシサーバーと統合Windows認証」をお届けします。 さて、前回(第3回)は、クライアントPCやサーバーをドメインに参加させる際の「信頼関係」の確立について深掘りしました。コンピューターアカウントが120文字のパスワードで自動認証される仕組みを理解いただけたことで、今回のプロキシサーバーの話もスムーズに入っていけるはずです。 ChatGPTやClaudeへのアクセスを監視する中間プロキシを構築する際、最も重要なのが「確実なユーザー特定」です。せっかくHTTPS通信をインターセプトして入出力内容を記録できても、アクセス元が「tanaka_t」なのか「yamada_h」なのかが分からなければ、監査ログとしての価値は半減してしまいます。 今回は、プロキシサーバー自体をドメインメンバーとして動作させることで、Kerberosチケットの検証を可能にし、透過的なユーザー認証を実現する方法を詳しく解説します。Windows版Squid

By Qualiteg AIセキュリティチーム
エンジニアリングは「趣味」になってしまうのか

エンジニアリングは「趣味」になってしまうのか

こんにちは! 本日は vibe coding(バイブコーディング、つまりAIが自動的にソフトウェアを作ってくれる)と私たちエンジニアの将来について論じてみたいとおもいます。 ちなみに、自分で作るべきか、vibe codingでAIまかせにすべきか、といった二元論的な結論は出せていません。 悩みながらいったりきたり考えてる思考過程をツラツラと書かせていただきました。 「作る喜び」の変質 まずvibe codingという言葉についてです。 2025年2月、Andrej Karpathy氏(OpenAI創設メンバー)が「vibe coding」という言葉を広めました。 彼は自身のX(旧Twitter)投稿で、 「完全にバイブに身を任せ、コードの存在すら忘れる」 と表現しています。 つまり、LLMを相棒に自然言語でコードを生成させる、そんな新しい開発スタイルを指します。 確かにその生産性は圧倒的です。Y Combinatorの2025年冬バッチでは、同社の発表によれば参加スタートアップの約25%がコードの95%をAIで生成していたとされています(TechCrunch, 2

By Qualiteg プロダクト開発部