TensorRT-LLM v 0.11.0.dev2024051400 の動作確認

TensorRT-LLM v 0.11.0.dev2024051400 の動作確認
Photo by Timur Garifov / Unsplash

こんにちは、株式会社 Qualiteg プロダクト開発部です!

TensorRT-LLM は FasterTransformerの後継ともいえるNVIDIA製 推論エンジンで、当社ChatStreamの推論エンジンとしても選択可能です。

vLLMと同じく新しいモデル対応が早く、既存モデルも豊富にサポートされています。

昨日 大型コミットが入りましたので動作確認をしました。(マルチモーダルモデルNeva,Kosmos2に対応など。)

TensorRT-LLM のサポートしている、モデルアーキテクチャは以下のとおりです。

LLM

Baichuan, BART, BERT, Blip2, BLOOM, ChatGLM, DBRX, FairSeq NMT, Falcon, Flan-T5, Gemma, GPT, GPT-J, GPT-Nemo, GPT-NeoX, InternLM, LLaMA, LLaMA-v2, Mamba, mBART, Mistral, MPT, mT5, OPT, Phi-1.5/Phi-2, Qwen, Qwen-VL, Replit Code, RoBERTa, SantaCoder, Skywork, Smaug, StarCoder, T5, Whisper

マルチモーダル

BLIP2 w/ OPT-2.7B, BLIP2 w/ T5-XL, CogVLM, Deplot, Fuyu, Kosmos-2, LLaVA-v1.5-7B, NeVA, Nougat family Nougat-small, Nougat-base, VILA

動作確認

安定した推論環境提供のため常に TensorRT-LLM 最新ビルドの動確をしております。今回も専用 Docker コンテナを使用して最新版の動確をしました。

今日はまず手動確認をしてみましたので、ご紹介します

TensorRT-LLMコンテナ起動。
モデルファイル等は ホストUbuntu /home/mlu/TensorRT-LLM 側に配置されている前提。

docker run --rm -it --ipc=host --ulimit memlock=-1 --ulimit stack=67108864  \
                --gpus=all \
                --volume /home/mlu/TensorRT-LLM:/code/tensorrt_llm \
                --env "CCACHE_DIR=/code/tensorrt_llm/cpp/.ccache" \
                --env "CCACHE_BASEDIR=/code/tensorrt_llm" \
                --workdir /app/tensorrt_llm \
                --hostname LLM-Inf-Dev-release \
                --name tensorrt_llm-release-mlu \
                --tmpfs /tmp:exec \
                tensorrt_llm_qs_ready

TensorRT-LLM のクイックスタートでおなじみ llama2-chat サンプルディレクトリに移動

cd /code/tensorrt_llm/examples/llama/

推論実行
浅草のオススメスポットをきいてみましょう。

python3 ../run.py --engine_dir ./llama-2-7b-engine  \
--max_output_len 1024 \
--tokenizer_dir ./meta-llama/Llama-2-7b-chat-hf \
--input_text "What are the recommended tourist spots in Asakusa?"

実行結果は以下動画にて。


(株)QualitegのChatStreamは 推論エンジンとして Classic Transformer,vLLM,DeepSpeed,TensorRT-LLM をサポートしております。

高速LLMサービング、省GPUメモリ、分散推論、量子化の要求に応じて最適な推論エンジンを選択することができます。

LLMの推論環境、サービングに関するお悩み、ご相談くださいませ

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【解説】Tekken トークナイザーとは何か? 〜 Mistral が採用する新世代トークナイザーの特徴

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こんにちは! 本日は、Tekkenについて解説いたします! 皆さま Tekken と聞いて何を思い浮かべますか? 格ゲーの鉄拳でしょうか? 私は、昔プレイした Age of Empires に登場する鉄剣戦士を思い浮かべました🤗 ちょっと古いかもしれませんが、名作です! さてつかみはこのくらいにして、、 LLMはご存じのとおり驚異的なスピードで進化しています。そんな中でひそかに注目されているのが、トークナイザーの改善です。 たとえば、Meta の Llama 系モデルのトークナイザーは Sentence Piece から BPE系へ進化するなど、LLM業界では従来よりも高効率なトークナイズ(テキスト分割)の方法を導入し始めています。 そして Mistral AI もまた、新たに「Tekken トークナイザー」という仕組みを採用し、大規模言語モデルの性能を底上げしています。 本記事では、Tekken トークナイザーの登場背景や技術的特徴、他のトークナイザーとの違い、さらには Mistral との関係などをわかりやすく解説していきます。 1. Tekken トーク

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Qualiteg blogを訪問してくださった皆様、こんにちは。Micheleです。AIを活用した新規事業やマーケティングを手がけている私には、クライアントからよく寄せられる質問があります。AIを用いた事業展開を検討されている方々が共通して直面するであろう課題に対して、このブログを通じて私なりの解答をご提供したいと思います。 はじめに AI技術の急速な発展は、スタートアップから大企業まで、あらゆるビジネスに新たな可能性をもたらしています。クライアントとの会話の中でも、AIを活用した革新的な事業アイディアに関する相談が増えています。 しかし、多くの企業が「素晴らしいアイディアを思いついた!」と興奮しながらも、そのアイディアを具体化し、成功に導くための方法論に悩んでいるのも事実です。特にAIを用いた事業展開においては、従来のビジネスモデルとは異なる視点が必要となるため、その難しさはさらに増します。 本記事では、Qualitegオリジナルのアイディア評価、事業アイディア選定方法について解説します。特に、AIを用いた事業展開を検討されている方々が共通して直面するであろう課題に対して、

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日本語対応!Mistral Small v3 解説

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こんにちは! Mistral AIは2025年1月30日、新しい言語モデル「Mistral Small v3」を発表しました。このモデルは、24Bという比較的小規模なパラメータ数ながら、70B以上の大規模モデルに匹敵する性能を実現しています。また日本語対応も謳われており期待の高い小型モデルです! https://huggingface.co/mistralai/Mistral-Small-24B-Instruct-2501 動画 こちら本ブログの解説動画もご覧いただけます😊 きわだってるのは、レイテンシー最適化 Mistral Small 3のめだった特徴は、その処理性能とレイテンシーの絶妙なバランスではないでしょうか。 公開されている以下の性能評価のグラフによると、トークンあたり約11ミリ秒という業界最速レベルのレイテンシーを達成しています。これは、Qwen-2.5 32Bの約15ミリ秒やGemma-2 27Bの約14ミリ秒と比較して、明確な優位性を示しています。さらに注目すべきは、GPT-4o Miniと比較しても、より低いレイテンシーで同等以上の性能を実現し

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[vLLM] To use CUDA with multiprocessing, you must use the 'spawn' start method の対処法

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WSLで vLLM を使用するとき、 tensor parallel を使って複数枚のGPUで1つのLLMをサーブしようとしたとき以下のようなエラーが発生しがちです RuntimeError: Cannot re-initialize CUDA in forked subprocess. To use CUDA with multiprocessing, you must use the 'spawn' start method 遭遇するシーンとしてはvLLMの起動オプションに以下のようにテンソル並列化オプションを指定したときです。 --tensor-parallel-size 2 つまり、マルチプロセッシングでCUDA使うときは、 "fork"じゃなくて"spawn" 使ってね、というエラーです。 これを vLLM に教えるために、以下の2行目のように環境変数を設定してあげるとvLLMが "spawn" を使ってくれるようになります。 export

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